皮膚科  脱毛症の治療
根気よく治療しましょう!
当クリニックでは、まず保険適応の治療を主体としています
1 治療
保険適応の治療
 外用薬:育毛剤のフロジン液、アロビックス外用液
 内服薬:ビタミンEや漢方薬
保険適応外の治療
 内服薬:プロペシア(男性用)パントガール(女性用)
2 日常生活においての注意点
洗髪
頭皮は清潔に保つことが大切ですが、シャンプーの使い過ぎは良くありません。洗髪は毎日してもかまいませんが、地肌をこすり過ぎないようにしてください。
シャンプー後はよくすすいでください。
洗髪後はよく乾燥させてください。その際、タオルで強くふいたり、1箇所への長時間のドライヤーの使用は避けてください。
食事
特に有効な食事療法はありませんが、バランス良く栄養分を摂取することが大切です。
毛髪の栄養素となるタンパク質(豆類、魚等)、ビタミンE(緑黄色野菜等)、ビタミンC(オレンジ、イチゴ等)を多く摂取すると良いでしょう。
老化による脱毛症予防のため、動脈硬化を防ぐような献立(動物性脂肪や極端に辛いものは控える)をお勧めします。
タバコ
極力控えてください。(毛根周囲の血流が悪くなります)
3 外用薬の使用方法とマッサージ
使用方法
1日に2回(朝と夜)もしくは夜1回を頭頂脱毛部およびその周辺に塗布してください。
使用量は脱毛部の広さにもよります。1回の目安は、1〜3mlです。
塗布後、軽く指の腹で頭皮になじませてください。
注)爪をたてたり、ブラシでたたくなどの強い刺激は逆効果になる場合があります。
マッサージ
下図を参考に、こめかみ・頭部前後・後ろ首筋の軽いマッサージを外用使用後、または入浴
時などのリラックスした状態で行っていただくと効果的です。(1日に3分〜5分くらい)
注)頭頂付近、脱毛部分を直接強くマッサージすると逆効果になる場合があります。