トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 850 ニキビ治療 背中や胸、首のケロイド
日々に新たに 850 ニキビ治療 背中や胸、首のケロイド
さて、先週は形成外科学会で大阪に行っていたので、先週の木曜日のブログはお休みでした。
あれからもう1週間が経ったんだ~~って感じです。
早いです~~。
早いと言えば、もう1週間と少しでゴールデンウィーク突入です~~。
今年のGWは5月6日土曜日を休みにしました。
ご了承ください。
ニキビ治療に関するブログも長くなってしまっています。
ニキビは顔ばかりに出るわけではありません。
背中や胸、首も好発部位です。
この部位は炎症が長く続くとケロイド(肥厚性瘢痕)になってしまいます(その方の体質に寄ります)。
特に胸の中央、フェイスライン、肩周囲はニキビが原因のケロイドが出来やすい部位なのです。
ケロイドは出来てしまうと本当に治療に難渋します。
一旦ケロイドになってしまったらなかなか治らない、、。
ご本人の希望が強い場合にはケロイド自体を切除縫合する場合もあります(保険適応)。
でも、ご本人がもともとケロイド体質なので切除縫合を行った後も厳密に傷を管理しないと再ケロイドになってしまうこともあります。
僕の印象では手術しても大体20%の確率で再ケロイドになってしまう(非常に厄介です)。
昨日も言いましたが、これもニキビが長く化膿しているために瘢痕になり、瘢痕の炎症が治まらずケロイドになるので、そうならないように先手先手で治療することがとても大事になってくるのです。
ケロイドは赤くて目立ちます。
また、放っておくと大きくなり範囲も広がってきます。
形成外科医を32年間もしていますが、今でもケロイドには悩まされ続けています。