トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 907 刺創 2

日々に新たに 907 刺創 2

今日から7月です。

今年の後半戦開始といったところでしょうか、、。

なんだか1年があっという間です。

これから暑い夏を迎え、蝉しぐれ、そして実りの秋を迎え、秋の虫の声、紅葉、落葉、忘年会シーズン、クリスマス、、そして新しい年が明ける、、と続きます。

毎年のことですが、感覚として、やはり日が短くなっていくよりも日がだんだん長くなる方がいいな~なんて思っています。

さて、刺創。

バラのとげが刺さったり、木の屑が刺さったり、ガラスが刺さったり、魚の骨が刺さったり、ミシン針を刺したり、釘を踏んだり、海にってウニを踏んだりと様々なケガの患者さんが来院されます。

治療はもちろん刺さったものを摘出することなのですが、刺さったものが透明で1ミリくらいだと本当に摘出に難渋します。

例えば、バラのとげや魚の細い骨、小さなガラス片の摘出はかなり難しい、、。

患者さんはなんとかして自分で取ろうと思って家で頑張るのですが、なかなか取れない、、。

刺さったその日のうちに来院してくれればいいのですが、2,3日経ってまだチクチクすると言って来院される方も多いのが現状です。

一応、まずは拡大鏡を使い、照明を当てて、細い針とピンセットで異物摘出を試みます。

これも患者さんが痛みを訴えないレベルで、そ~~と異物を抜き去ろうとします。

異物が深い場合は、患者さん痛がらないように局所麻酔をしています。

その時点で、局所麻酔をして異物を取りされればいいのですが、刺創後1週間も経っているような場合は、異物がある部分を切り取って縫合する場合もあります。

クリニックでは、日常診療で様々な刺創を治療しています。

はやり治療する側の意見としては、モノが刺さって抜くのが難しそうなら、そのままあまりいじらず、その日のうちに来院して欲しいな~と思っています。