トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 993 耳の変形
日々に新たに 993 耳の変形
いよいよ明日は衆議院選挙です~~。
僕は朝7時から投票に行きますよ~~。
早起き得意です。
耳の変形は本当に色々あります。
小耳症といって、耳がない子供さんの耳を造る小耳症手術は、極めて形成外科的な手術だと思います。
こちらは主に大学病院で行う手術です。
これに対しマイナーな変形は局所麻酔を行い正常に近い耳に形成することが出来ます。
埋没耳、立ち耳、折れ耳、カップ耳、スタール耳、袋耳などなど変形は本当に様々です。
その変形に合わせて軟骨を操作し、正常に近い耳を造る。
これも形成外科の力が発揮できる手術の1つなのです。
もちろん保険は効きます。
皆様は普段から人の耳を注視し、観察したことは無いと思うのですが、実はマイナーな変形の方は少なからずいます。
小耳症と違って、マイナーな変形の場合聴覚には問題がないので、普段の生活には何も支障はありません。
本人が気にするかどうかですね。
また、耳垂(耳たぶ)の形も左右少しずつ違う人が多い。
この左右差も普段はあまり気にしないでいいと思います。
僕は診療中によくピアスを開けるので、少しの左右差の場合、なるべくピアスホールが正面から見て同じ位置にくるよう配慮しています。
皆様も時々耳を観察してみるといいと思います。
かなりバリエーションがあることが分かります。
ところで、耳の絵を正確に書けますか?
形成外科医はささっと書けないといけないのです。
プロってそういうものなのですね。