トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 1034 冷え症
日々に新たに 1034 冷え症
雨が雪を溶かしてくれました。
今朝は雨のせいで歩くのが楽でしたよ。
夜中に雨の音を聞いて、雨が積もった雪を溶かしてくれて嬉しい、ホッとするという感覚は雪国ならではだと思います。
さて、冷え性。
漢方医学的には瘀血(おけつ)の状態だと思います。
局所の血やリンパ液が滞っている状態が冷え性の原因だと考える。
従って、末梢の微小循環を改善すれば冷え性も治ってくる。
で、瘀血治療での一番はなんと言っても桂枝茯苓丸だと僕は思っています。
桂枝茯苓丸は微小循環を改善させるのにとてもいい薬だと思っています。
瘀血はなにも、四肢末梢だけで起こる訳ではありません。
唇が紫色をしている、顔のくすんでいる、目の下のクマ、シミ、そばかすが出来やすい、肩がこる、あざが出来やすい、月経の色が黒ずんでいる、月経痛が酷い、薄毛なども瘀血の症状であることが多いのです。
末梢循環を改善するビタミンと言えはビタミンEですね。
当クリニックでは漢方薬も内服してもらい、冷え性や瘀血の治療をしています。
常に瘀血を改善し、体全体の循環を良くしておくことが健康維持にとても大切だと思うのです。
特に高齢になるとその必要性は高まります。
冷え症はしょうがないと思っていてはいけません。
冷え症は万病の元なのです。