トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 814 老人性色素斑

日々に新たに 814 老人性色素斑

昨日は休日当番医でした。

今回はさほど忙しくは無かったのですが、急患としては蕁麻疹とやけどが多かった。

で、今日は月曜日ですが、なんだかずっと仕事しているような感覚です。

やっぱり、1週間に一度休みがあるのは、リズムとして考えてもとてもいいシステムだと思います。

さて、シミのお話です。

老人性色素斑のレーザー照射後もきちんとした治療の継続が必要だということを述べました。

脂漏性角化症の冷凍凝固をした後もほとんど同じ経過をたどります。

つまり、かさぶたが剥がれて、1ヵ月くらいするとその部位がやはり茶色くなることが多いのです。

この茶色の色素沈着に対してもオリジナルクリームの塗布やビタミンCの内服を行います。

そして、これも半年くらいすると、色素は薄くなりほどんど分からなくなります。

老人性色素斑や脂漏性角化症はお肌の老化によって出てくるものです。

出来てまったものは取ればいいのですが、やはり予防も大事です。

予防としては、常々ビタミンCを内服し、紫外線を予防し、洗顔時には顔を擦り洗いしないこと(こすり洗い厳禁です)が大切になります。

そうやって普段からきちんとお肌のケアをしていると、シミの出現をある程度防ぐことが出来るのです。

やっぱり、普段のたゆまないお肌ケアがいかに大切かということですね。

日々のアンチエイジング努力に勝てるものはない。

ローマは一日にして成らずなのです。