トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 839 思春期のニキビ

日々に新たに 839 思春期のニキビ

金沢も桜開花宣言が出たようです。

いよいよ桜本番ですね。

この週末はきっといい感じで桜が楽しめそうです。

ただ、天気が今一なようですが、、(汗)。

思春期のニキビに限らず、化膿したニキビは芯を出してしまうことも大切です。

しかし、自分で無理やり押し出したり、引っかいたりすると痕が残ってしまいます。

赤い痕がなかなか消えない、、。

そして、膿というかニキビの芯がうまく出ない場合はニキビはさらに炎症が酷くなり大きくなって痛くなってしまいます。

当クリニックには思春期ニキビの方が多く来院されますが、やはり化膿して膿を持ったニキビの方が多い。

これは思春期ニキビの特徴でもあります。

で、あまり酷い場合は圧出処置を行います。

これもまず、ニキビの出口を針で少し広げてから圧出を行います。

ちょっとはチクッとしますが、痛みはさほどではありません。

このようにきちんと赤ニキビを処理すると痕は残りません。

でも、ご自身で触って、引っかいたりしてニキビの芯を押し出そうとするとニキビ跡になってしまう。

だから、家では赤ニキビはあまり触らない方がいいと僕は考えています。

きちんとニキビの芯を押し出すことが出来ないからです。

医者によってはニキビをつぶしなさいという方もいて、患者さんとしては困惑してしまうと思うのですが、医療機関できちんと圧出処置をした方が絶対痕が残らない。

ところが医療機関でもこの圧出処置を行わないところも多いのです。

圧出処置はそれなりに面倒で、血も出るし膿も医者の顔に飛んで来るような場合もあって、圧出をする医者の方もなかなか大変ではあります。

でも、僕はなんとか早く治してあげたいと思う方なので、あまり酷い赤ニキビは圧出することにしています。

そして、あまりに赤ニキビの化膿が酷い場合は、弱い抗生物質や漢方薬を2週間くらい処方することもあります。

場合によってはケミカルピーリングもお勧めしています。

結論としては、赤ニキビはご自身ではあまり触らない方が無難ということですね。