トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 841 思春期のニキビ 集簇性ざ瘡

日々に新たに 841 思春期のニキビ 集簇性ざ瘡

今日は久しぶりの雨です。

気温が高いので冷たい雨ではありません。

桜がまだ咲き始めたばかりで良かったです。

雨と風ですぐに散ってしまうともったいない~~。

最近、気温が高いので開花はどんどん進みそうです。

今週末のお蕎麦と花見の会がとっても楽しみになってきました。

そうそう、ニキビが原因で起こる不良肉芽!

これ、ホント厄介なのです。

思春期のニキビが沢山出ている人は、ニキビとニキビが皮下でつながってトンネルのようになってしまっているような状態になる。

そして、これも感染が長く続いているので、皮下でブヨブヨした不良肉芽が形成されてしまっている。

圧出をすると数か所から不良肉芽がブチュブチュと出てきます。

このパターンは治りが悪く、困ったことにニキビ跡にもなりやすいのです。

もちろん、不良肉芽を排出処置はしますが、排出した部分は皮下組織が少ないので凹みやすくなります。

だから、そこまで悪くならないように治療しておかなくてはいけないのです。

繰り返す感染によってできる不良肉芽の皮下トンネルを形成しないようにしなくてはいけないのです。

頬など、何回も同じ場所に炎症を繰り返すことによって起こる不良肉芽(集簇性ざ瘡)です。

予防ではありませんが、悪くなる前に対処する。

そこまで悪くならないようにニキビをコントロールする。

これ、ニキビ治療の基本原則だと思っています。