トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 843 大人のニキビ
日々に新たに 843 大人のニキビ
昨日は花冷えでしたが、恒例のお蕎麦と花見の会を楽しんでいました。
桜!満開です。
本当にどこを見ても桜、桜、桜~~。
主計町の公園の枝垂桜はまだ2分咲きでしたので、今週末くらいには満開になると思います。
自宅の枝垂桜もまだ2分咲きです。
気温が低いと桜を長く楽しめていいな~と思っています。
さて、今日は大人のニキビのお話です。
大人ニキビは肌荒れ、乾燥、季節による肌ダメージ、仕事のストレス、不規則な生活が原因で起こります。
皮脂分泌過剰で起こることは少ないですね。
治療方針はなんと言ってもこの肌荒れを治すことだと考えています。
この肌荒れの改善にはビオチンクリームがよく効いてくれます。
初診の方には、ビタミンC,H、B6や漢方薬の内服をしてもらい、大人のニキビのメイク落とし、洗顔剤、化粧水、ビオチンクリーム、VCクリームのサンプルをお渡ししています。
で、大体2週間くらい経ってから再診してもらっていますが、大体はこの治療で肌荒れは改善します。
毛穴のつまりも少しずつ改善してきます。
つまりがなかなか改善しない場合には、肌の状況によってケミカルピーリングなどもお薦めすることもあります。
つまりがある程度改善して来ると、赤いニキビ跡に対しては、ビタミンACH導入が奏功します。
2,3週間毎に大体、4~5回導入をするとニキビ跡も落ち着いて来るので、患者さんも良くなってきたことを実感するようです。
で、またニキビが再発しないように、ビタミンの内服をしながら、大体は1~2か月に1回くらいビタミン導入を行っている方が多いですね。
少し前に出たベピオゲルやデュアックなどは、大人のニキビで肌荒れが酷い人には最初からは使わない方がいいと思っています。
他院で出されて、塗ったところ、肌荒れはさらに悪化し、顔を真っ赤にして来院される方もいます。
ニキビを治しに病院に行ったのに、ニキビと肌荒れが悪化してしまいとても気の毒です。
ニキビ治療はその方の肌の状況をきちんと診て行うことがとても大切だと考えています。