トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 849 ニキビ瘢痕

日々に新たに 849 ニキビ瘢痕

今朝もどうしっちゃたの~~??って感じの天気!

雷ピカピカ!ドカ~~ン、暴風雨、、。

30分ほどで収まったようですが、丁度僕が歩き始めるころは酷い天気でした。

で、歩いて来れるような状況では全く無かったので、今日は車で来てしまいました。

で、今ブログを書いていますが、今は風も治まり、青空が見えています。

歩いて来れなくて悔しい~~。

赤ニキビの炎症が長く広範囲に続いて、皮下膿瘍も形成してしまうと炎症や感染が治ってもその部位は瘢痕になってしまいます。

色は皮膚の色なのですが、凸凹していわゆるクレータ状の状態。

こうなると治療には本当に難渋します。

瘢痕は固く凸凹していて、滑らかな皮膚に再生することはとても難しいのです。

色々なレーザーやRF機器もありますが、ニキビ瘢痕の治療は本当に難しい。

当クリニックにも、クレーター状のニキビ瘢痕を治療して欲しいと来院される方もいらっしゃいますが、治療はかなり難しいとお伝えしています。

当クリニックでは、ハードサリチル酸ピーリングとビタミンAC導入の組み合わせで治療を行っています。

ハードサリチル酸ピーリングを3か月に一度、その間に1ヵ月毎のビタミン導入を行いながら治療しますが、それでも肌のクレーターが改善してきたと実感できるのはほぼ2年くらい経ってからです。

出来ることならクレーター状のニキビ瘢痕にならないように治療しなくてはいけなかったのですね。

覆水盆に返らず。

治療はなんでもそうですが、症状が悪くなってしまってからでは手遅れのことも多い。

先手先手を打って治療することが治療期間も短くなるし、良い結果をもたらします。

思春期のニキビなどは、きちんと治療することによってクレーター状のニキビ瘢痕にならないようにすることが出来ます。

クレーター状のニキビ瘢痕の患者さんを診察するたびに、こうなる前にどうしてきちんと治療できなかったのだろうかと残念でなりません。