トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 851 マラセチア毛庖炎
日々に新たに 851 マラセチア毛庖炎
桜が散ってしまいました、、。
八重桜は満開ですが、今年はなんだか桜の咲いている時期が短く感じています。
ちょっと残念な感じ、、。
そうそう、ハナミズキが咲き始めました。
白、赤、ピンクとも綺麗です。
これから5月に向けて木々がどっと芽吹く時期になります。
一年で一番気持ちのいい時期の到来です~~。
胸、背中、肩の赤いプツプツで、一見ニキビ様に見えるのですが、実はマラセチア毛庖炎という場合があります。
マラセチア毛庖炎は初期の段階では分かりにくく、医者にかかってニキビと診断されてニキビ治療をしているのだけど一向に治らない。
おかしいな~~と思って当クリニックを受診する方も多くいます。
患者さんも、最近ではネットで検索できるので、心配そうに「マラセチア毛庖炎ではないでしょうか?」と聞いてくる方も多くなりました。
マラセチア毛庖炎はニキビではありませんので、ニキビ治療をしても治る訳ないのです。
毛根にマラセチア菌が繁殖している状態なので、抗真菌剤を塗ったり、しつこい場合は抗真菌剤の内服をしたりすることもあります。
治るのに大体2か月くらいかかることが多いのですが、マラセチア毛庖炎は再発しやすい。
水虫にかかりやすい人がいるのと同じ原理で、体質的に真菌に弱い方がいるのです。
こういう情報もネットに沢山記載されているので、詳細はそちらに譲るとします。
ニキビと診断されて、治療していてもなかなか治らない方はマラセチア毛庖炎の可能性があるので、一度他院を受診するといいと思います。