トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 883 滑膜嚢腫
日々に新たに 883 滑膜嚢腫
いよいよ今日は百万石祭りですよ~~。
天気もだんだん回復傾向~。
良かったです。
それにしても今日はちょっと肌寒いですね、、。
この時期にしては結構寒いです、、。
もう少し暖かくなって欲しい所です。
浴衣では寒い~~。
毎年のことですが、クリニックは特に変わりなく通常診療です。
さて、滑膜嚢腫。
足関節の滑膜嚢腫は、摘出するときに注意しなくてはならないことがあります。
滑膜の嚢腫のある部位が、足背動脈、足背皮神経の走行部位なのですね。
で、動脈と神経は絶対傷つけてはいけない。
ところが、滑膜が動脈と神経を巻き込んでいる場合が多いのです。
一見して滑膜と見間違えるような場合もあります。
で、拡大鏡を用いて、かなり注意深く、愛護的に滑膜を動脈や神経から剥がしとらなくてはならない。
まあ、細かい作業は全然平気なのですが、そういう意味では気を遣う手術の1つでもあります。
沢山の摘出経験があるのですが、それなりに気が張る手術です。
再発はほとんどありません。
そして、皮膚、皮下縫合。
足関節の滑膜嚢腫摘出後の縫合線は3か月くらい経つとほとんど分からなくなります。
僕自身が自分でもどこを切ったのかわからないくなる場合もあります。
これには患者さんは大満足。
足関節の滑膜嚢腫摘出は患者さん満足度の高い手術のうちの一つだと思っています。