トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 929 いわゆる湿疹 2

日々に新たに 929 いわゆる湿疹 2

いや~~暑いです。

本格的に夏~~って感じです。

蜩の声もあちらこちらで聴けるようになりました。

蜩の声好きです。

音が澄んでいる。クリアな感じ。

なにかこう深山幽谷な感じがするのですよ。

他の蝉の声とは一線を隔して、聴く人を癒してくれるようなヒーリング効果がある。

蜩の声は僕の夏の楽しみの一つです。

さて、湿疹。

その程度にもよりますが、慢性にしないためには、一つの例えとして、まず、軟膏は1週間は一日に2回塗る。

治ってきたら、次の1週間は一日1回塗る。

そしてさらに良くなったきたら、その次の1週間は隔日に塗る。

で、軟膏を塗るのをやめていく。

と、このように塗る回数を漸減していくといいと思います。

治ってきている判断はご自分ではつきにくいと思いますので、僕は、大体は1週間後に再診してもらって、軟膏の塗る回数、内服の仕方を指導するようにしています。

湿疹の炎症が治まってきても、何かの誘因(日光に当たる、大量に汗をかく、擦る、あるいは飲酒など)でまた再燃することもあるので、その時は軟膏を塗ったり、抗アレルギー剤を頓服的に内服するのもいいと思います。

僕は常々言っているのですが、要はコントロールすることなのですね。

湿疹を慢性化させないためにはこういうようなきちんとしたコントロール治療が大切だと思っています。

だらだら、漫然と治療するのはあまり良い治療ではない。

まあ、患者さん一人一人考え方も違う(内服は面倒だとか、、塗り薬だけでいいとか)ので、臨機応変に対応はしていますが、治そうと思って治さないとなかなか良くならないのは確かです。

どちらにしても、ケースバイケースではあるのですが、湿疹を慢性化させないように治療したいと思っています。