トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 935 異汗性湿疹
日々に新たに 935 異汗性湿疹
夏本番になりました。
この頃になると、気がつかないうちに日の出は遅くなり、日の入りは早くなっています。
朝夕歩いていると、そういう日の出日の入りの時間の移り変わりを敏感に感じ取れます。
季節は秋に向かっているのです。
でも、日中は太陽ギラギラ、気温も急上昇~~。
お盆まではまだまだ夏を楽しめます~~。
そうそう、主婦湿疹とは別に、手の湿疹の中には異汗性湿疹というものがあります。
夏場になると出てきやすく、プツプツの小水疱が指のところに出来てきます。
一般的にはさほど痒みはありません。
水疱が破れると皮が剥けてきますが、あまり心配しないでいい湿疹の1つです。
もちろん、皮が剥けると水虫との鑑別が必要になりますが、皮剥けは酷くはないのでわりに視診で判断がつきます。
痒みがあればステロイド剤を使うこともありますが、普通は尿素剤を塗って様子をみます。
汗かきの方はこの湿疹が出来やすい。
つまり、汗がうまく皮膚の表面に出ることができなくて、小水疱として皮下に溜まっている状況なのですね。
まあ、見た目も症状もさほど酷くはならないので、あまり積極的には治療は行うことはしていません。