トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 948 乾癬 2
日々に新たに 948 乾癬 2
昨日は家について5分くらいすると外は急に雷雨になりました。
突然の雷、雨、突風で外は酷いことになってましたよ~~。
僕はなんとか難を逃れた感じです。
あと5分遅かったらびしょ濡れどころかもっと酷いことになってました。
雷怖いですね(汗)。
乾癬を漢方医学でとらえると、乾癬は、血虚、於血、温熱の状態ということになります。
で、その状態を改善させるとなると、駆於血剤と清熱剤を基本に考えることになります。
で、色々ある漢方薬をから選ぶとなると、標治の選択としては、温清飲がまず考えられます。
そして、本治の漢方としては桂枝茯苓丸となるのではないかと思われます。
で、温清飲と桂枝茯苓丸の合方も良いということになります。
もちろん、その方の体質もあるので、治療にはあ~だ、こ~だ考えることになります。
つまり、その方に合うものを探していく。
探していくのもなかなか選択が難しいのですね。
もちろん、漢方の出番は西洋の治療がなかなかうまくいかない場合に考えるのであって、漢方だけで乾癬を完治させようと思ってはいけないと思っています。
何回も言いますが、西洋医学と漢方医学との両面から考えて治療していく(良いとこ取り)。
どちらかだけではなく、両面から攻めるという姿勢が大事だと思うのです。
ところで、クスリには副作用というものが必ずあります。
例えば、乾癬治療に用いるチガソンなんかも副作用が多い薬剤です。
当クリニックではチガソンの内服も考慮にいれなくてはいけないほど重症の患者さんは、乾癬の専門医の先生にお任せする方針です。
長期に内服が必要な乾癬治療や慢性皮膚疾患の場合、副作用についても重々に注意が必要だと思っています。