トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 956 皮膚掻痒症 老人性皮膚掻痒症
日々に新たに 956 皮膚掻痒症 老人性皮膚掻痒症
今日から9月です。
2学期の始まりですね。
夏も終わった感じで、大分涼しくなりました。
歩き通勤も大分楽です。
さて、皮膚症状はさほどなくても皮膚が痒いという方が多くいらっしゃいます。
基礎疾患(糖尿病、肝機能障害、腎不全、透析患者さんなど)があって皮膚が痒い場合は難治性になります。
皮膚の老化に伴い、起こって来るのが老人性乾皮症です。
特にすねなどはやたら痒くなります。
お風呂上りや夜になって布団に入ったりすると、温まるのでやたら痒くなります、、。
ご高齢の方の肌は、保湿機能が低下して、角質がカサカサになっていることが多くいのですね。
お風呂上りに保湿クリームなどを塗って対処しますが、痒くてついつい掻いてしまい皮膚がボロボロになってしまいます。
こういう場合は、ステロイド軟膏を塗ったり抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの内服も必要になります。
お風呂で気持ちいいからとゴシゴシ体を洗うと余計に悪化するので要注意です。
皮膚は、石鹸を手で泡立てて撫でるように洗うのが基本です。
それにしても、歳をとると色々なところに障害が出てくるものだな~と思います。
皮膚はカサカサになるし、たるんで張りが無くなって来るし、、。
手や足などをちょっと打撲するとなかなか治らない、、。
腫れも痛みも長く続きます。
そして、理由もなく肩こりや筋肉痛(腕、大腿など)もおこる。
なんで肩がいたいの?なんて思いますが、まあそれが齢をとるということなのでしょう。
多くの場合、しばらく時間をおけば治りますが、若い時はなかったことなので、はがやしいというか、悔しいというか、、。
年をとるほど体のメンテナンスが必要な様ですね。