トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 981 小陰唇縮小術
日々に新たに 981 小陰唇縮小術
今日は中秋の名月~~。
朝、見れるかな?と思って歩いて来ましたが、曇ってたのか、月が出てなかったのかはっきりしませんが、見れませんでした。
天気は回復傾向なので今夜はお月見が楽しめそうです。
乳頭、乳輪の手術説明が終わったので、今日は、小陰唇肥大の治療です。
肥大のため、ジーンズが食い込んで痛いとか、違和感があるとかで人知れず悩まれている方がいます。
片側だけの肥大の方もいるし、両側肥大の方もいます。
人の顔が個人個人違うように、小陰唇の形も人それぞれで、ノーマルというのはないと思うのですが、あまり大きすぎると日常生活に不快な思いをするようです。
治療は、局所麻酔下に肥大した部分を切除縫合するのですが、もともと柔らかくデリケートな組織なので、手術はやりにくい、、。
しかも血管が豊富なところなので、かなりタイトに縫合しないと術後出血につながります(いつもかなり密に縫合しています)。
当クリニックではある程度柔らかい溶ける糸を使用しますので、術後の不快感はないのですが、他院ではナイロン糸で縫合されることもあるようです。
ナイロン糸だと抜糸もありますし、それ以前に術後はチクチクしてすごく不快だと思います。
この手術の場合、術後の注意も沢山あります。
和式のトイレではしゃがむと患部が充血して出血しやすいので洋式トイレを使用して欲しいし、1週間はお酒も飲んでほしくない。
椅子に座ってお尻をずらすときは一旦立って座り直してほしい。
また、自転車もあまり長く乗って欲しくない。
手術はさほど難しくないのですが、両方の大きさをそろえることが肝心です。
小陰唇に限らず、人間は左右が全く対称な人はいません。
そして、大体はいくぶん左右非対称なのが小陰唇です。
もちろん、手術はなるべく対称になるようにするように心がけて肥大部分を切除します。
小陰唇縮小術は技術的には難しくないのですが、術後出血防止のため、術後の注意をしっかり守って欲しいと思っています。