トン先生のほんねトーク : 日々に新たに 986 おでこのしわ

日々に新たに 986 おでこのしわ

金木犀があちらこちらで香っています。

朝、暗い中を歩いて来ると香りが良く分かります。

それにしても暗くなりました。

今日も気温が高いので歩くのは楽です。

半袖短パンで歩いて来ました。

でも、湿度が低いので真夏ほど汗だくにはなりません。

やはり秋なのですね。

そうそう、おでこのしわの改善を希望する方も沢山います。

ヒアルロン酸やボツリヌストキシンの注入が一般的です。

ずいぶん以前は前頭部の皮膚切開でしわ取り術も行われていましたが、今はほとんどされていないのが実情です。

ただ、気を付けなくてはいけないのは、眼瞼下垂がある場合にはボツリヌストキシンを注入すると眼瞼下垂が悪化するということです。

前頭筋の筋力が落ちるので、シワは改善しますが、目が開きにくくなってしまいます。

もちろん、この場合は先に眼瞼下垂の手術をするとおでこのしわもある程度改善します。

従って、本人は気が付いてないので、おでこのしわをなんとかして欲しいという患者さんにはそのことをきちんとお話しています。

眼瞼下垂がないことを確かめてボツリヌストキシン注射を行う。

でも、ある程度の高年齢では、かなりの確率でおでこのしわを主訴とする方は眼瞼下垂があるのです。

それにしても、ここ10年くらい眼瞼下垂の患者さんが多いな~~と思います。

20年前はそんなになかったのに、、って感じ。

僕が当院でした眼瞼下垂の手術件数は約750件、、。

毎年件数は増えている、、。

高齢者の人口が増えているのもその原因だと思っています。