トン先生のほんねトーク : 2017年04月の記事

日々に新たに 842 思春期のニキビ

マスターズゴルフトーナメントが始まっています。

今朝は2日目。

朝、筋トレしながら見ていますが、やっぱり楽しいです(全部は見れません)。

ついつい見入ってしまいます。

マスターズ!毎年楽しみにして見ています。

今年の注目はなんと言っても松山英樹君ですね。

なにせ世界ランキング4位ですから。

でも、このところちょっと調子が悪いようで、さて、どうなるか!

頑張って欲しいです~~。

さて、思春期のニキビです。

先日も言いましたが、学生さんであるお子さんは思春期と同時にいわゆる反抗期でもあります。

外来をしていると、お母さんが一生懸命治してあげたい気持ちが伝わって来ますが、当の本人はあまりしゃべらず、親に構われることが”うざい!”と思っている。

まあ、そんなパターンが多く、こちらから見ていてもおかしいというか、親子だな~~、反抗期なんだな~~ということがひしひしと伝わって来ます。

「ほら!ちゃんと顔を洗わないからだよ!」とお母さんが言うと、「、、、、」と無視。

こんな感じです。

この頃の学生さんは、診察しで積極的に喋ることはほとんどありません。

僕の説明を聞いてはいるものの反応は少ない、、。

説明を理解はしているのでしょうが、頭にあるのはまず部活第一で、ニキビ治療はニの次なのです。

ニキビももちろん治療はしたいのだけれど、洗顔をマメにするのも面倒、、。食後3回のビタミンの内服もきちんとはできない。

まあ、つまるところそういうのが思春期の学生さんの態度で、思春期の子供さんなのですね。

親はとっても心配するけど、子どもはどこ吹く風、、みたいなところがある。

結局、親の有難味なんて親になってみないと分からないものなのですね。

お子さんは、とにかく「構わんといて~~」というのが本音のところだと思っています(笑)。

まあ、これも正常な成長過程だと思っています。

 

日々に新たに 841 思春期のニキビ 集簇性ざ瘡

今日は久しぶりの雨です。

気温が高いので冷たい雨ではありません。

桜がまだ咲き始めたばかりで良かったです。

雨と風ですぐに散ってしまうともったいない~~。

最近、気温が高いので開花はどんどん進みそうです。

今週末のお蕎麦と花見の会がとっても楽しみになってきました。

そうそう、ニキビが原因で起こる不良肉芽!

これ、ホント厄介なのです。

思春期のニキビが沢山出ている人は、ニキビとニキビが皮下でつながってトンネルのようになってしまっているような状態になる。

そして、これも感染が長く続いているので、皮下でブヨブヨした不良肉芽が形成されてしまっている。

圧出をすると数か所から不良肉芽がブチュブチュと出てきます。

このパターンは治りが悪く、困ったことにニキビ跡にもなりやすいのです。

もちろん、不良肉芽を排出処置はしますが、排出した部分は皮下組織が少ないので凹みやすくなります。

だから、そこまで悪くならないように治療しておかなくてはいけないのです。

繰り返す感染によってできる不良肉芽の皮下トンネルを形成しないようにしなくてはいけないのです。

頬など、何回も同じ場所に炎症を繰り返すことによって起こる不良肉芽(集簇性ざ瘡)です。

予防ではありませんが、悪くなる前に対処する。

そこまで悪くならないようにニキビをコントロールする。

これ、ニキビ治療の基本原則だと思っています。

日々に新たに 840 思春期のニキビ 面疔

昨日の夕焼けはとても綺麗でした~~。

真っ赤な夕日!という感じでしたよ。本当に。

花粉が飛んでいるせいや空中の塵が多く埃っぽい春のために、余計に赤く見えるのですね。

花粉症は嫌ですが、こんなに綺麗な夕日は久しぶりにみました。

とても得した感じです。

そうそう、思春期ニキビは顔全体に出来ますが、特に厄介なのが鼻にできるもので、これを面疔と言います。

思春期は皮脂分泌が活発な時期であることと、鼻は特に皮脂分泌が盛んな場所なので、鼻は化膿しやすく面疔が起こりやすい部位です。

面疔は大きく赤く膨らんでとても目立ちます。

面疔は厄介です。

膿を出す面疱圧出処置を行ってもニキビの芯が出にくいのです。

特に長く放置していたような面疔は、面疔の中に不良肉芽が形成されていて圧出してもうまく芯が出ない

ブヨブヨした不良肉芽は少しは押し出せますが、全部は出きらない。

こうなると治療はなかなか簡単には行かなくなります。

抗生物質や面疔に効く漢方薬の内服も併用して治療を行いますが、少なくとも不良肉芽の炎症が落ち着いて、腫れが退いて来るのに2~3週間かかることもしばしばです。

従って、鼻にできた大きなニキビである面疔は、出来たらすぐに医療機関を受診し、圧出処置を行う方がいいと思います。

初期の段階では、まだ面疔の中は膿と皮脂の塊だけで不良肉芽は出来ておらず、圧出はわりにうまく行くことが多い。

皮脂の塊と膿を出せば数日で炎症が退いてしまうことも多い。

思春期のニキビの方で、鼻に大きなニキビができた時には、なるべく早く医療機関を受診して欲しいと思っています。

 

日々に新たに 839 思春期のニキビ

金沢も桜開花宣言が出たようです。

いよいよ桜本番ですね。

この週末はきっといい感じで桜が楽しめそうです。

ただ、天気が今一なようですが、、(汗)。

思春期のニキビに限らず、化膿したニキビは芯を出してしまうことも大切です。

しかし、自分で無理やり押し出したり、引っかいたりすると痕が残ってしまいます。

赤い痕がなかなか消えない、、。

そして、膿というかニキビの芯がうまく出ない場合はニキビはさらに炎症が酷くなり大きくなって痛くなってしまいます。

当クリニックには思春期ニキビの方が多く来院されますが、やはり化膿して膿を持ったニキビの方が多い。

これは思春期ニキビの特徴でもあります。

で、あまり酷い場合は圧出処置を行います。

これもまず、ニキビの出口を針で少し広げてから圧出を行います。

ちょっとはチクッとしますが、痛みはさほどではありません。

このようにきちんと赤ニキビを処理すると痕は残りません。

でも、ご自身で触って、引っかいたりしてニキビの芯を押し出そうとするとニキビ跡になってしまう。

だから、家では赤ニキビはあまり触らない方がいいと僕は考えています。

きちんとニキビの芯を押し出すことが出来ないからです。

医者によってはニキビをつぶしなさいという方もいて、患者さんとしては困惑してしまうと思うのですが、医療機関できちんと圧出処置をした方が絶対痕が残らない。

ところが医療機関でもこの圧出処置を行わないところも多いのです。

圧出処置はそれなりに面倒で、血も出るし膿も医者の顔に飛んで来るような場合もあって、圧出をする医者の方もなかなか大変ではあります。

でも、僕はなんとか早く治してあげたいと思う方なので、あまり酷い赤ニキビは圧出することにしています。

そして、あまりに赤ニキビの化膿が酷い場合は、弱い抗生物質や漢方薬を2週間くらい処方することもあります。

場合によってはケミカルピーリングもお勧めしています。

結論としては、赤ニキビはご自身ではあまり触らない方が無難ということですね。

 

 

 

日々に新たに 838 思春期のニキビ

大分気温が上がってきました。

まあ、4月なので当然と言えば当然ですね。

帰り道にある桜の木はいつも早く開花してくれるのですが、今年はまだ3分咲きくらいです。

やはり例年より開花は遅れています。

でも、今週末にはどっと桜が開花しそうで、やっと春を実感できそうです。

今日、4月4日は僕の誕生日です。

僕は桜の綺麗な時期に生まれたんだな~~と、毎年この時期になるとちょっと嬉しくなります。

さて、思春期のニキビです。

これは成長に伴い起こりうる現象で、ある程度はしょうがないと思うのですが、やはりきちんとコントロールするというか、なるべくニキビを悪化させないことが大事になると思います。

ニキビケアをきちんとしておかないと、ニキビ瘢痕(クレーター状)になってしまう。

そして、このクレーターを治すことはかなり難しくなる。

外来で、女性、男性を問わず、ニキビ瘢痕(クレーター状)を治療して欲しいと言って来院される方も多くいますが、こうなるまでにちゃんとニキビ治療をしていればよかったのに、、と思ってしまうことしばしばです。

つまり、思春期のニキビはある程度出るのはしょうがないとして、ひどくならないように、あるいはニキビ瘢痕にならないように治療する。

これが治療目標だと考えています。

そのためには、擦らないで洗う洗顔方法、ビタミン、漢方薬の内服は継続して行う必要があります。

さらに、なかなかコントロールできないニキビには、ピーリングやビタミン導入なども必要なこともありますし、色々な手を使って多角的にニキビが出ないようにコントロールする。

これが肝心なところなのです。

これには、お母さんというか、保護者の協力とご理解が必要になります。

ご家族も、ニキビは青春のシンボルという考え方はもうしない方がいいと思っています。

詰まる所、親の理解がないとニキビ治療は難しいのです。

きちんとしないと大人になって本人が困る。

はっきり言うとお子さんが可哀想です。

治せるものは治した方がいいに決まっている。

大人になってツルツルの肌でいたいがために、思春期ニキビは、せめてビタミンの内服やクリームの塗布など、保険が効く範囲で治療した方がいいのです。

今の時代、親が「ニキビなんて放っておいたらいい、そのうち治る」という考えではいけないと思っています。