トン先生のほんねトーク : 2017年06月の記事
日々に新たに 886 黄色腫
膝も良くなり、多少速度を上げても痛くなく歩けるようになりました。
今の時期いいですね~~。
天気が良ければ朝はお天道様を拝めるし、夕方は夕日が綺麗だし、、、。
犀川を渡る時は本当に気持ちいいです。川っていいですね~~。
ここ最近は、惜しむべき貴重な季節だな~~ということ実感しながら犀川を渡っています。
そうそう、九州が梅雨入りしたようです。
金沢もそろそろでしょうね。
また、雨の多い、ジメジメした季節がやってきます、、。
これも外来でよく見かける腫瘍です。
黄色い腫瘍なので黄色腫と言います。
多くは上眼瞼内側に発生しますが、下眼瞼内側のこともあります。
黄色いし、瞼のところにあるので結構目立ちます。
治療は切除縫合。
放置しているとサイズが大きくなって来て、1回で全部切除することが出来ない場合もあります。
この場合は2回に分ける必要があります。
黄色種の発生は高脂血症と関係があると言われています。
高コレステロールや高脂血症の方は黄色種が出来やすいのは確かですね。
黄色腫を発生させないためにも、高齢になると健康管理が大事だということですね。
50歳を過ぎるとやはり何をおいても健康であり続けることが大事です。
無理も禁物。
前からも何回も言っていますが、美味しいものを美味しく楽しく食べるために、ダイエットし、体重もコントロールする。
食欲を抑制する必要はないのです。
楽しい仲間と美味しいものを美味しく、季節を愛でながら食べるために自己コントロールをする。
煩悩を絶つことは不可能です。
いや、しないほうがいい。
なぜ?
それは自分自身の健康に悪いからです。
日々に新たに 885 軟性線維腫
膝痛も治り、通勤もスタスタ歩けるようになりました。
最近はウォーキングスタイルでスタスタ歩いています。
つまり、腕を大きく振って歩くスタイルです。
この方が消費カロリー多くなります。
肩関節を中心とした肩関節の周囲の筋肉も鍛えられるので、一石二鳥と言ったところでしょうか。
ただ、見た目にはこっぱずかしいかな~~(笑)。
歩くのも早いので競歩みたいになっています(笑)。
皮膚線維腫のついでに、軟性線維腫も説明しておこうかと思います。
軟性線維腫はその言葉通り柔らかい線維腫です。
皮膚のどこにでも発生します。
大きくなるとピンポン玉くらいになり、茎があってぶらぶらしています。
良性の腫瘍ですが、これもあまり大きくならないうちに取ってしまう方がいいかなと思っています。
手術も簡単。
皮膚から飛びだしている根っこの部分を局所麻酔し、軟性線維腫を取り去り、縫合します。
これも時間は15分くらいで終了。抜糸は約1週間後。
とても簡単な手術です。
日々に新たに 884 皮膚線維腫
百万石祭り終わりました~~。
今年もちょこっとテレビで見るくらいでした。
なので盛り上がったのかどうかは分かりません。
今朝はわりに寒いです、、。
この時期の気候はよく分かりませんね~~。
5月が夏のように暑かったので、気分はもう夏~~!と思っていたら、ここ最近朝が寒い、、。
そして、もう6月なのでそろそろ入梅ですね。
でも、今日は天気は良さそうです。
そうそう、皮膚腫瘍の皮膚線維腫について書いていませんでした。
これも良性の腫瘍です。
色は茶色からダークブラウン。
大きさは1センチ前後。
発生原因は虫刺されなどです。
虫に刺されたところを掻いたり、いじったりしていると皮膚が硬くなって盛り上がってきます。
好発部位は四肢。
女性の場合、下腿に出来ると、スカートを履いた時に見えて目立つので取って欲しいという方も多いですね。
治療は切除縫合以外にありません。
良性腫瘍なので放置しても全然かまわないのですが、目立って嫌な方は切除縫合を希望されます。
摘出時間は20分程度。術後1日目からシャワーもOKなので日常生活に支障はほとんどありません。
抜糸は約1週間後。
この辺はホクロの切除とほとんど同じです。
もちろん保険適応です。
外来では、目立って鬱陶しいので取って欲しいという方の希望を聞いて摘出術を行っています。
日々に新たに 883 滑膜嚢腫
いよいよ今日は百万石祭りですよ~~。
天気もだんだん回復傾向~。
良かったです。
それにしても今日はちょっと肌寒いですね、、。
この時期にしては結構寒いです、、。
もう少し暖かくなって欲しい所です。
浴衣では寒い~~。
毎年のことですが、クリニックは特に変わりなく通常診療です。
さて、滑膜嚢腫。
足関節の滑膜嚢腫は、摘出するときに注意しなくてはならないことがあります。
滑膜の嚢腫のある部位が、足背動脈、足背皮神経の走行部位なのですね。
で、動脈と神経は絶対傷つけてはいけない。
ところが、滑膜が動脈と神経を巻き込んでいる場合が多いのです。
一見して滑膜と見間違えるような場合もあります。
で、拡大鏡を用いて、かなり注意深く、愛護的に滑膜を動脈や神経から剥がしとらなくてはならない。
まあ、細かい作業は全然平気なのですが、そういう意味では気を遣う手術の1つでもあります。
沢山の摘出経験があるのですが、それなりに気が張る手術です。
再発はほとんどありません。
そして、皮膚、皮下縫合。
足関節の滑膜嚢腫摘出後の縫合線は3か月くらい経つとほとんど分からなくなります。
僕自身が自分でもどこを切ったのかわからないくなる場合もあります。
これには患者さんは大満足。
足関節の滑膜嚢腫摘出は患者さん満足度の高い手術のうちの一つだと思っています。
日々に新たに 882 滑膜嚢腫
いや~~、なんだか大気の状態が不安定ですね、、。
雷、突風、突然の雨です、、(嫌ですね)。
今朝は雷が怖いので、安全をとって車で来ました。
今日はちょうちん行列です。
雷、突風が午前中だけだといいのですが、、。
子供たちがずぶ濡れになるのは可哀想です。
そうそう、ガングリオンに似た腫瘍に滑膜嚢腫というものがあります。
好発部位は足関節。
滑膜嚢腫は、足関節の外顆といわれるところ(外側)にプク~~と膨らんでいて、さわるとブヨブヨしてる腫瘍です。
大きさは5センチ~10センチくらいで、半円球状です。
痛みは特にありません。
足関節の場合、腫瘍があまり大きくなると生活に支障が出てきます。
まず、正坐がしにくくなります。
見た目にも目立ってきて、ブーツなどを履くときには邪魔ですね。
発生部位しては、他には肘、膝などです(膝の滑膜嚢腫はベーカー嚢腫と言われます)。
嚢腫の中にはサラサラの黄色味がかった液体が溜まっています。
針を刺して注射器で抜き取ってしまう処置をする施設もあるかも知れませんが、当クリニックでは穿刺はしません。
というのも、溜まった液を吸引してもすぐにまた溜まるからです。
患者さんに痛い思いをさせて針を刺し、吸引する処置は無駄。
意味がありません。
治療は、きちんと局所麻酔をして滑膜を愛護的に切除し、関節包とつながる部位を縫合して閉鎖します。