トン先生のほんねトーク

日々に新たに 966 顔のシミ 老人性色素斑

ここ最近ちょっと外来が落ち着いてきています。

毎年こうだったかな?なんて思いながら診察していますが、少し余裕があると、それはそれで、外来の合間に巻き爪の手術を入れたり、ヒアルロン酸、ボツリヌストキシン注入をしたり、シミ取りレーザーの予約を入れたりしますので、結局バタバタすることになります。

当クリニックは一般的な皮膚科、形成外科ではないので、外来だけをこなしてればいいというのはあり得ないのです。

メディカルエステも含めて本当に色々な治療をしているので実はとても忙しい。

手術を少し減らそうと思ってはいますが、それでも、もう今の時点で今年は1030件、、。

で、予約も相変わらず約1ヵ月待ち、、。

いつまで経ってもこの状況は変わらない。

まあ、そうやって日々が過ぎています。

あ、そうそう、老人性色素斑。

これ、鏡を見て嫌だな~~と思っているうちに少しづつ大きくなります。

大きくなると同時にメラニン顆粒も層が厚くなる。

つまり、一回のレーザー照射で取りされる確率が落ちてくる。

10年くらい放置しておいたシミなどは一回の照射でとれる確率は90%→70%~80%くらいになってしまう。

しかも大きくなればなるほど費用も高くなる。

つまり、5ミリくらいのシミが出来たら、さっさと取ってしまうのが費用も安く済むし(5ミリだと5000円くらいです)、得策だということです。

レーザーは怖くありません。

まあ、シミを気にするかは個人的なものだとは思いますが、やっぱりシミの無い肌は美しい。

見ていて、綺麗な肌だなあ~~とこちらを気分よくさせてくれる。

本人も気分よく日常生活が送れる。

当たり前ですが、年齢を重ねるごとに、肌はくすんでくるし、シミも出来やすくなる。

シミの予防ももちろん大切なことは言うまでもありませんが、出来てしまった老人性色素斑は小さいうちにさっさと取ってしまえばいいのにな~~といつも思っています。

明日は木曜日で休診なのでブログもお休みにしますのでご了解ください。

日々に新たに 965 顔のシミ 老人性色素斑

まだまだ蒸し暑いですね~~。

先日、患者様から栗を頂きました。

で、大半は蒸して頂きましたが、一部は栗ご飯にもして、とても美味しかったです。

今年の初物です~~(喜)。

僕は、栗を食べるとホクホクした気分になります~~。

小さい頃から栗が好きで、この時期になると栗、栗、栗~~といつも言っているらしい、、(笑)。

そういえば、小さい頃、大阪に向かう汽車の中で、いつも天津甘栗を買ってもらってパクパク食べていたのを思い出します。

天津甘栗も美味しいですね~~。

今でも電車に乗ったら天津甘栗が食べたくなります。

最近の天津甘栗は皮を剥いたパックがあるので、手も汚れず、パクパク食べることが出来て楽チンですね。

さて、当クリニックはシミ治療も沢山しています。

肝斑や老人性色素斑、脂漏性角化症、太田母斑、扁平母斑、あるいは顔のくすみ、目の下のクマでお悩みの患者さんが沢山来院されます。

治療は本当に色々な手があります。

ビタミンCや漢方薬の内服、クリーム、レーザー、イオン超音波導入、、(フォトフェイシャルはあまり効かないのでやりません)。

当クリニックは、もう約23年もやっているので、あらゆる角度から顔の色素性病変に対しては治療できる体制が整っていると思っています。

ある程度色の濃い老人性色素斑の治療はレーザーがいい適応です。

レーザーでばっちり取ってしまうことができる。

もちろん、保険は効きませんが、シミのレーザー照射はそんなに高いものでもありません。

でも、レーザー治療の説明をしても、まずはクリームでやってみたいという患者様もいらっしゃるので、そういう場合は、VC、HA、HQクリームのサンプルをお渡ししています。

もちろん、ビタミンCや漢方薬の内服もしてもらいます。

老人性色素斑は老化現象であって、病気ではないと僕は思っているので、患者様の意向を優先するのがいいと思っています。

日々に新たに 964 皮膚異常感覚症候群

昨日はとてもいい天気の中ゴルフしてました~~。

なんとスタートホールでティーショットを打って、ボールの落下地点に行ったら、なんとゴルフボールが割れてしまっていました、、。

「え~~??」って感じです。

20年くらいゴルフしてますが、打ったボールが割れたのは経験ありません、、。

なんだかスタートホールでのこの不吉な予感、、。

で、それからどうもショットがうまく行かず、散々バンカーにも悩まされ、終わったら悪い予感的中の大叩き、、。

ガックリでした、、(汗)。

こんなこともあるんですね、、(涙)。

そうそう、皮膚異常感覚症候群というものがあります。

皮膚知覚低下の症状ではなく異常感覚です。

器質的疾患、原因疾患がなく、ただ皮膚の限局した部分に、ピリピリ感、冷える感じ、あるいはムズムズ感を訴える患者さんが稀にいます。

多くは不定愁訴として扱われることが多いのですが、ご本人は悩んでいます。

そのせいで睡眠障害に陥ることも多い。

原因が分からないので、治療法も確立したものがありません。

人によっては、足底がピリピリする、ムズムズする、虫が這うような感じがするという方もいます。

なんとか症状の軽くしてあげたいのですが、なかなか有効な治療が思い浮かばない。

実際は、困ったな~~というのが本音のところです。

治療法が思いうかばないというのは自分でも悔しく思っています。

 

 

日々に新たに 963 アロディニア

今朝はとっても涼しくなりました。

半袖、短パンだとちょっと寒いくらいです。

今年は秋になるのが早いようですね。

そうそう、アロディニアというものがあります。

あまり聞きなれない言葉だと思います。

異痛症と言います。

通常では疼痛をもたらさない微小刺激が、すべて疼痛としてとても痛く認識される感覚異常のことをアロディニアというのですね。

国際疼痛学会の分類では、痛覚過敏とは分けて定義されています。

通常痛みと感じない刺激が痛みに感じる現象がアロディニアであり、通常痛みと感じる刺激がより強く感じる現象が痛覚過敏であるとされています。

この治療はかなり難しいと思います。

リリカ、NSAIDなどの内服をしたり、漢方薬では麻黄附子細辛湯を使ってみたりしますが、なかなか症状が改善しないことが多い。

手術部位の皮膚がが痛くて痛くてしょうがないということも多く、見た目には何も所見がないのが特徴です。

ケロイドや瘢痕が痛いという訳ではないのです。

こういう症状は本当に患者さんは辛いのだと思います。

医者や他人にもその痛みを分かってもらえない。

でも、なかなか確実な対処方法、治療方法がないところが難しい所です。

線維筋痛症と同じく、アロディニアは本当に治療が難しい疾患だと思います。

日々に新たに 962 単純疱疹

今朝は月が綺麗でした。

満月ではないのでしょうが、わりにまんまるなお月さん。

調べたところ、今年の中秋の名月は10月4日だということです。

で、満月は10月6日。

満月と中秋の名月の日はずれることがあるようです。

知らなかった~~(笑)。

さて、今日は単純ヘルペス(単純疱疹)です。

一般的には、抗ウイルス薬(ゾビラックス、バルトレックス、ファムビルなど)の内服をして治療します。

もちろん、アラセナAな、カサ―ルクリームどの塗り薬もあります。

体が疲れた時にヘルペスが出やすいというのはもちろんなのですが、たまにヘルペスがしょっちゅう出来る人がいます。

再発性単純ヘルペスです。

で、再発防止になにかないのかとなると、漢方薬の出番となります。

Ⅰ型単純ヘルペス(口唇、顔面など)に対しては、補中益気湯を内服してもらうと免疫賦部活作用によって再発を防ぐことが出来ます。

当クリニックでも時々そういう患者さんが来院されますので、補中益気湯を処方しています。

1ヵ月に一度くらいの頻度でⅠ型単純ヘルペスが出来る方は一度試されてはいかがかなと思っています。